- update更新日:2019.02.25 folder未分類
体外受精は、自然な治療じゃないからしたくない。という人もいらっしゃいます。なるべく自然な方法がいいというタイプの方ですね。
確かに行きすぎた医療というものが様々な弊害をもたらしているという世論もあります。例えば、本当に必要かどうかわからない鎮痛剤や薬の大量の処方。不必要とも思えるオペ、延命治療など。こういったニュースなどを聞くたびに、患者サイドとしては、用心しておくに越したことはないという姿勢になるのは仕方がないことかも知れません。
ただ、生殖医療(不妊治療)に関しては、時間のリミットが迫って来るという、誰にも均等に訪れる最も大切な条件を考慮しないわけにはいきません。
いわゆるタイムリミットを考えた不妊治療のステップアップですね。しかもリミットがいつ来るのか?
いま、あなたの卵巣の年齢、能力、限界はどのあたりにあるのか?普通に暮らしている外見からは、全く予想がつかないのです。
見た目が若くて、みんなに綺麗ね!と言われる人でも、卵巣の機能まで若くて素晴らしいかどうか?
そんなこと全く分かりませんし、”二十歳代だから生殖機能は若くて素晴らしい”なんていうことも言えないのです。
20代でも、早期閉経と診断される方もいらっしゃるのです。
また、実は過去に妊娠の経験があるけれども、事情により堕胎の経験がある方もいらっしゃいます。そんな方は「私は子供がすぐにできてしまうタイプだから」と内心思っています。
第二子、第三子の不妊で苦しんでいる方も多いのですが、その背景にある”私は、妊娠はする”という思い込み。この辺りも要注意といったところでしょうか。
つまり、妊娠、出産の経験があるからといって、現在も同じように子供を授かり、産める体かどうか?わからないのです。
女性の体は目に見えないところで老化が進んでいます。
ホルモン値の変化、腹腔の癒着、水腫、筋腫、ポリープ、主席卵胞の空砲化、遺残卵胞の出現など様々な、妊娠を妨げる不確定要素が新たに産まれていることも多いのです。誰にでもいつでも、これらのことが起ってもおかしくないし、一般的に普通のこととして起きています。