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2018年に風疹が流行し2019年に入った今年も妊婦感染の症例が報告されています。
妊活をされている方にとって風疹予防はとても大切なことです。
不妊の病院に行くと初期の血液検査で風疹抗体の検査をする病院が殆どだとおもいますが、人工授精やタイミング指導までの場合、検査しないこともあります。もちろん、妊婦検診の血液検査では検査は実施しているはずです。
妊娠するまで検査や予防接種はしなくて良い?と言うことではありません。
第一に妊娠してからでは風疹ワクチンが打てません。
その時点で風疹にかかっていなくても、抗体がないとかかる可能性があります。いくら予防しても予防しきれないこともあります。
妊婦、妊娠20週頃まで(とくに妊娠初期)の女性が風疹にかかると、胎児が風疹ウィルスに感染し、難聴、心疾患、白内障、そして精神や身体の発達の遅れなどの障害をもってうまれてくる先天性風疹性症候群になる可能性があります。
自分が風疹ワクチンを受けたか分からない、もしくは受けたと思うけど自信がない方は、抗体検査をしてください。
幼少期に風疹にかかったことがある方でも、風疹ではなく他の病気のこともあります。まずは現時点で自分がどういう状態なのかを調べてみてはいかがでしょうか?市区町村では検査の補助をしてくれる場合もあります。
女性だけではなく男性側の抗体検査をしていただきたい。
本人がかからなければ良い。のではなく、風疹を広げないことが重要です。
男性が風疹になることで、周りにウィルスを広げていく可能性は高いからです。自分だけではなく、周りの人に感染させないことが、風疹の流行を食い止める一歩だと思います。
風疹ワクチンを注射1か月前、注射後は2か月の間は妊活はお休みになりますが、体外受精の方ではあれば採卵は可能ですが、不安な方は一度病院にご相談ください。
この先天性風疹症候群は予防できる病気です。
ワクチンの接種には費用や時間もかかりますが、感染してからでは後悔しても後悔しきれません。
ぜひ、ご夫婦で一度検査してみてくださいね。