体外受精は、卵子を若返らせる技術ではないのです。

赤ちゃんがほしいと思って子作りを初めてみたものの、いくらタイミングを合わせてもまったく反応がなく、とりあえず婦人科に行ってみると

ドクターから「卵の老化の問題ですね」と告げられるのです。そう言われても、でもどうしたら?」と思いますね。

 

年齢のせいで、妊娠しにくくなっているのかも知れないけど、芸能人でも45歳くらいで出産している人は何人かいるし、体外受精をすれば流石に産めるでしょう!と思っている方が多いですね。

 

ここで注目したいのは、体外受精は卵子を若返らせる技術ではないということです。

 

体外受精は、採卵できる卵の数や範囲を広げて体外で受精を確実にし、培養をある程度進めた上で移植することで、妊娠から出産への可能性をあげる技術なのです。

卵や精子が老化していて染色体の転写にミスがある場合には、その部分を修正する事は出来ないのです。出産できるレベルの卵子と精子を、あなたとご主人のご両人が持っていれば、体外受精した後に移植をすることで、出産への確立を上げられるのです。

それではどうしたら若い時のような老化していない、質の良い卵子や精子を作れるのでしょう?

 

卵の質を上げたり、間違えの発生した、染色体のミスを訂正してくれるような医療技術はないのでしょうか?

そうなのです。実は、そんな画期的な生殖医療は今だにないのです。

まずは、あなたの卵子の生命力、産める質であることが、不妊治療を成功させるための対前提なのです。根本的な問題点はここにかかっているのです。

 

卵子の力をアップしなくても、体外受精を何度も続ければ、あなたは妊娠、出産できるのでしょうか?

旦那さんも精子の質、量、染色体の質は、本当に優良なのでしょうか。卵の質が悪いとしても、今からでも何かやってみるべきことがあるのではないでしょうか。