不妊治療と平均出産年齢の関係って?

「晩婚化」や「少子化」という言葉をよく耳にしますね。30代で初めて出産する事自体は普通のことになっていますし、40代で不妊治療をしている方も多いこの頃です。

それでは全国では、何歳くらいで初めての赤ちゃんを産んでいるのでしょうか?

 

厚生労働省の人口動態統計によると、女性が第一子を出産する平均年齢は、平成25年度では30.4歳でした。

そして現在では、全国でも最も年齢が高い東京都で、32.2歳になっています。

これは、女性の自立や、選択の自由度が高くなっていることも一因として考えられそうですね。時代とともに、キャリアを求める女性が多く成る程、地方から進学のために上京してそのまま就職し、仕事を覚えながら収入を増やし、生活を楽しむうちに昇進をする方も増えて来ます。

さらに仕事の多様性や、人間性の向上への意識が高まるといった現代社会の方向性と、個人の自由や生き方の多様性といった指向が合致していることが考えられそうです。

都市での初産の年齢は高くなる傾向があり、東京都は特に突出しています。

中でも、渋谷区は全国の頂点だそうですが、新聞の記事によると出産年齢だけではなく、結婚年齢でさえ35歳なのです。平成23年に初めて30歳を超えてから、毎年上昇している初産年齢ですが、近年は上昇率がさらに急になっているのです。

大きな要因としての、女性の生き方の多様化や夫婦共に所得を得ないと、多くの人が望むレベルの生活が得難いこと。

 

労働人口が激減していき、税や社会保険費の負担が弱年齢層へ傾いていく問題を踏まえ、将来への要請なども重なって、女性の結婚年齢自体がどんどん上昇しているというなど、様々な要因が背景にはありそうですね。

エルミタージュの患者様にも、仕事はバリバリ稼ぎ、ライフスタイルも充実している方が多いようです。