妊活でよく聞く「冷え性」の原因は?

冬といえば、あなたは何を思い浮かべますか? クリスマスのイルミネーション? お正月の初詣? ぬくぬく温まってこたつでミカン…? そうそう、冬って寒くて冷え性の身にはかなりこたえる…という方も多いのでは。

そもそも、「冷え性」とは何なのでしょう。

 

  • 【体質によるもの】

胃腸が弱い、むくみやすい、肩こり・腰痛もち、疲れがたまりやすい、下半身に脂肪がつきやすい、便秘しやすいなど、もともとの体質に付随して起こりやすいものがあります。また、手術後などで、局部の冷え(血行不良)が定着してしまうケースも。

女性の場合、熱を産生する筋肉の絶対量が少ない上、月経の影響で下半身の血行が滞りやすいなど、冷えの要因が男性より多く存在しています。

 

  • 【生活習慣によるもの】

清涼飲料やビールなど冷たい飲み物が好き、長時間のデスクワーク、立ち仕事、運動不足、シャワーのみの入浴、睡眠不足、寝る直前の食事……。また、締めつける衣服、足に合わない靴、高すぎる枕など、冷えをもたらす生活習慣はいくらでもあります。精製された砂糖を使ったスイーツや、血行を阻害する作用のある薬なども要注意です。皆さんにも、心当たりがあるのでは?

 

  • 【環境によるもの】

夏の冷房、冬の外気、ストレス、緊張など、外的要因や精神状態による冷えも無視できません。軽度のストレスは生きていく上で必要な刺激となりますが、過度なストレスは抹消の血管を収縮させ、血行を妨げる結果、冷えをもたらします。

冷えは血行不良から身体の機能低下や痛みを生じ、そこから更なる冷えが……と悪循環です。この冷えのサイクルを改善することは、毎日を気もちよく過ごすためにとても重要です。

ひと口に「冷え性」といっても、さまざまなタイプがあります。

1、全身が冷えるタイプ、手足だけが冷えるタイプ、

2、顔がのぼせて下半身が冷えるタイプ、

3、一見冷えてはいないのに身体の深部が冷えてしまうタイプなど多様です。

 

症状に応じた冷え対策が必要となってきます。

次回からは、冷え性の改善方法を探っていきますね。