こんにちは!
今回は私自身の体験談で、爆笑+なぜかちょっと泣ける「マル子劇場」のお話です。
(マル子、のところには自分の名前を入れてください♪)
長女で世話好き、優等生タイプだった私は幼少時から我慢強いお姉ちゃんで通っていました。
「エライね!」と褒められすまし顔の肚の中は真っ黒クロ。天真爛漫で甘え上手な妹たちへの嫉妬と大人への不満がぎっしりです。
「ハラに一物ある」と言いますが本当にこういうタイプはお腹の中に出来物ができやすいです。
胃や腸などの消化管や、赤ちゃんのゆりかごである子宮などは中空臓器といいます。中が空洞で空っぽである事が大切なのですが、言えなかった言葉や抑え込んだ感情がこの空洞に溜まるんです。
ある時家族団欒の場で、あんたたちの小さい頃は〜と昔話が始まりました。
いつも通り私は我慢強いお姉ちゃんとして語られたのですが
「私はねェ…その時のこと今でも覚えてるよ。実はその時笑ってたけどねェ…あたしゃハラワタ煮えくり返ってたんだよ!」と大げさな口調と身振り手振りをまじえて当時の気持ちを思い切り話しました。
すると…家族全員大爆笑!私も大笑いしながら、じわっと涙が出て来てスッキリ爽快。
もう終わったこと、昔の些細なこと、気にしてない!と言い聞かせ表面的には忘れてしまっても、大人になっても幼い私がその時のまま置いてけぼりにされていたのです。
そして折に触れジクジクと疼くのです。隠せば隠すほど大人の私も息苦しいのです。
「辛かったんだ、悲しかったんだ、私なりに!」認めて表現することで初めて本物の「些細なこと」「昔のこと」になるのだと思います。
面白おかしく当時の恨みツラミを吐き出す「マル子劇場」を重ねるうちに、どんどんハラに溜めない、気にしないカラッとした性格になっていきました。
相手構わず感情を露わにするようになった、という意味ではなく
たとえば自分より頑張ってない、我慢してない(ように見える)人に内心イライラする事が無くなったんです。
まだ新鮮な恨みツラミを直接相手にぶつけるとケンカになってしまうので避けたいですが「マル子劇場」の方法なら身近な家族やパートナーとバックボーンを共有できますし、ハラに溜まった負の感情が消えると現在のモヤモヤまで晴れる事が多々あります。
「あなたにこんなことされた!」より「昔先生に・親に・友だちにこんなことされて悲しかった!」の方が攻撃された感じが無くて相手も受け入れやすく理解を得やすいですしね。
三つ子の魂百までと言うように人の根っこの部分ってそんなに変わらないんじゃないでしょうか。
妊活の一助に、良かったらこんな方法もお試しください!
船田 枝里