folder未分類
閉経に近づくにつれ、生理周期が短くなることがあります。
妊活をしていると、自分の生理周期のことはとても気になりますよね。
生理周期が24日を切る場合は頻発月経といいます。
頻発月経は卵巣機能が低下しておこる、無排卵での出血のことです。
ストレスや不摂生が原因で周期が短くなることもあるので、全てが卵巣機能低下とは言えません。今回は、周期が短くなる原因について、少し掘り下げてみましょう。
<周期が短くなる原因その1 機能性出血>
機能性出血はホルモンバランスの乱れによって起こるものです。
ホルモンバランスが安定しない思春期にもよくみられます。出血は起こりますが、生理とは違い、不正出血にあたります。
<周期が短くなる原因その2 無排卵出血>
□通常の生理は排卵後、体温が上がります。
□内膜が厚くなり、妊娠していないと体温が下がり生理がきます。
□無排卵の場合でも子宮内の厚くなった内膜を出すために、生理が来る場合があります。この場合は体温が高温期、低温期の区別がはっきりしないことが多く、出血もダラダラと続くことがあります。
□実際の生理周期は長いものの、その間に生理様の出血が起こる不正出血にあたります。出血だけ見ると周期が短くなったように感じます。
<周期が短くなる原因その3 婦人科系疾患>
子宮頸がん、子宮がん、子宮筋腫、子宮内膜症のため出血することがあります。
これらの出血は器質性出血と呼ばれます。レバー状の塊や、強い腹痛が続く場合は早めに受診しましょう。また子宮頸管ポリープ、子宮腟部びらんなどがあると、性交後に出血したり、膣炎や外陰炎も出血の原因になります。
<周期が短くなる原因その4 中間期出血>
いわゆる「排卵期出血」と呼ばれるものです。
□排卵の時期に、一時的に卵胞ホルモンが低下することによって起こります。
□排卵直前に卵胞ホルモンの分泌が低下することによって、内膜の一部がはがれ落ちて出血します。
□この時期排卵痛と呼ばれる生理痛のような腹痛も伴う場合もあります。
中間期出血はすぐに止まるので心配は要りませんが、通常の生理と同じように量が多かったり、長く続くときは、他の疾患が隠れている可能性もあります。
<周期が短くなる原因その5 着床出血>
この出血は受精卵が着床するタイミングで出血します。
生理予定日の1週間から数日前に出血があることが多く、生理が早く来たと勘違いすることがあります。