妊活でもよく聞く「ヨガ」と「ピラティス」何が違うの?

ヨガを知らない人はいないと思いますが、最近は「ピラティス」というのも多く耳にするようになってきました。

ヨガもピラティスもどちらも似ているような感じがしますが、両者は考え方や目的が違います。

 

ピラティスはリハビリに基づいてつくられています。

しっかりと機能的に調整されたコアが身体にとって重要であると考えられています。

つまり、体幹を安定させる、インナーマッスルを強化することが重視されています。

リハビリということからも、身体への負担をかけることなく、インナーマッスルを鍛え、姿勢改善や身体のパフォーマンスを向上させたり、ケガの予防に大きな効果が期待できるものです。

 

ピラティスはヨガの体系を参考にしながら作られたため…

ピラティスとヨガは似ていると誤解を招きやすいのですが、身体を動かす目的が異なっているのです。

 

呼吸法もヨガとは違い、胸式呼吸です。

胸式呼吸により、交感神経を活性化させることで、すっきりさせ、自律神経を整えることにプラスに働きます。自律神経が乱れていると、血液が全身に行き渡りにくくなり、代謝も落ちやすくなります。

では、ピラティスの方が良いのか?ということではありません。

 

ヨガは日常生活で使われることがない筋肉を刺激したり、簡単そうにみえているポーズも数秒間キープすることも難しいことが多いです。

1、ヨガはインナーマッスルを鍛えることではなく、じっくりと筋肉を刺激し、身体の内側から鍛えていくことでしなやかな身体つくりにつながります。
2、併せて、腹式呼吸をすることで深い呼吸や瞑想はストレスから心を解き放ってくれる効果が期待できます。

 

ピラティスには2種類あります。

 

1、「マットピラティス」

名前の通り、マットを使って行うピラティスです。

基本である体幹を鍛えることができ、ポーズを覚えれば自宅でもできるので自分のペースで始めたい初心者の方にもおすすめです。

 

2、「マシーンピラティス」

こちらは、専用のマシーン(道具や器具)を使うピラティスです。

背骨の歪みを強制するリフォーマー、寝たままの体勢でもエクササイズが出来るベッドのようなキャデラック、脚や関節を集中的に鍛えることのできるチェアなど、目的によって使い分けることができます。

ピラティスにも難しいポーズはありますが、まずは無理のない簡単なものから挑戦し、レベルアップしていってはいかがでしょうか。

 

身体を鍛えていくことは、妊活だけではなく、妊娠中、産後にも繋がりとても大事です。

もちろん、ピラティスに限定しなくても身体を動かすことを習慣にするといいですね。