不妊治療での、タイミングの取り方をチェック!

妊娠を希望される方であれば、タイミングから始められていると思います。

でも、そのタイミング方法はあっていますか?

タイミングをとるにあたって、基礎体温をつけていると思います。

排卵のタイミングを基礎体温が下がった時と多くの方が考えていますが、実際はその前後でも高確率で排卵は起こっています。

目安としては、体温がグッと下がる前日で約25%、下がった当日で約22%、翌日の体温が上がり始めで44%、翌々日で約25%なので、最も妊娠しやすい期間はこの4日間となります。

では、当日にタイミングをとれば良いのかというと、実際はそうではなく、排卵日の2日前にタイミングを取る方が妊娠の確立が上がると言われています。

 

そうなると、この4日間を網羅することになり、体温が下がる3日前からタイミングを取る必要があります。できれば、毎日、難しくても1日おきにタイミングを取るのがベターでしょう。

そして、念のために4日目の排卵しているかもしれないその当日までタイミングを取ることをお勧めしています。

その理由としては、いくらきちんと測っていたとしても基礎体温だけでのタイミング法では確実に排卵する時間帯など細かいことは判断が難しいからです。

卵子は排卵後24時間受精可能、精子で48~72時間と言われていますが、実際はそれよりも短いともいわれています。

 

 

そして、精子が子宮内に入ってから受精できる状態になるのにも数時間かかると言われています。それらの正確な時間帯を判断するのはとても難しいからです。

子宮の中を精子で満たし、排卵のタイミングを逃さないことが大切なのです。

でも、そんなにタイミングの機会を作れない方が多いかも知れませんね。多くの方は基礎体温に加えて、排卵検査薬も併用されていると思います。

 

この方法であれば、排卵時期を外す確率は下がると思います。多くの商品が排卵の1日前となっていますが、少しでも反応があればその日からタイミングを取り、やはり数日間は、一日おきで良いので、しっかりタイミングをとっていただくことをお勧めします。

検査薬が正確でないのではなく、性能が良いので少しのホルモンでも反応していることもあります。ホルモンも数日かけて値があがり、数日で下がります。

検査をした日がどこで反応しているかがわかりづらいからです。もちろん、数日前から毎日検査をすることでその性能はもっと上がると思いますが、この方法が難しい方は上記の方法を試してはいかがでしょうか。

 

最後に、もう一つおススメがあります。

それは、とにかくタイミングを取ることを楽しんでいただきたいとい事です。タイミングを取る事は、妊活だけではなく、夫婦のコミュニケーションとしても大切なことなのです。

そしてそこから、年齢と共に減少してくる女性ホルモンを、しっかり分泌できる体づくりにもチャレンジして頂きたいのです。

これは男性にとっても古くなった精子の在庫を一新するためにも、体の機能を残存させるためにも必要なのです。

体外受精が長くなったり、性交渉があまり無くなってしまったご夫婦も多いとは思いますが、ぜひ子宝のために恥ずかしいと思う気持ちを捨てて、お互いの心と体の健康のためにも気持ちの良いスキンシップにチャレンジして頂きたいのです。