- update更新日:2019.05.06 folder未分類
男性不妊の原因
<造精機能障害:精子を造る機能に異常がある場合>
*乏精子症:精子の数が少ない状態
*精子無力症:精子の動きが悪い状態
*乏精子症と精子無力症の併発症例:精子の数が少なく、また少ない精子の動きも悪い状態
→このうちの多くが精索静脈瘤の方がある人が多い
造精機能向上のため。精子は毎日一千万から一億以上と大量生産されています。
そのためには正常なホルモン分泌する大量の血流が必要になります。精巣にいく血流を上げる事が大切なため、鍼灸は血流を改善することに効果があるため、とても役に立ちます。
但し、鍼灸では形の異常については適応ではないことが多いです。併せて精索静脈瘤や閉そく性無精子症についても期待できない。
<性機能障害>
・ED(勃起不全)
ストレス、アルコール、喫煙や心因性などからくるのが殆どです。
鍼灸により、ストレスや心因性のものには効果があります。
ED、性機能障害・不全などの原因がストレスや海綿体への血流低下の場合は鍼灸の適応となる可能性がありますが、うつ病の薬や育毛剤などを服用している薬による原因がある場合などはまずは薬の服用を中断するか、医師へご相談ください。
男性も女性同様FSH、LHなどのホルモンが下垂体、視床下部などから分泌されており、とても重要になってきます。
自律神経のバランスが悪くなることで、分泌異常をおこり不妊につながることになります。鍼灸はこういった自律神経のバランスを整えていくことも得意とする分野ですので、治療の効果は上がると思われます。
2018年の研究論文
https://www.sankeibiz.jp/business/news/180618/prl1806181252055-n1.htm
精巣の血液循環と前立腺機能が向上することで、精子数の増加と精子の運動率の上昇が認められました。また、乏精子症と乏精子症・精子無力症の併発症例では、鍼治療により精液所見が正常値に改善されました。