お肌の知られざる働きをアップして、妊活力に活かしましょう!

 

みなさんこんにちは! 寒さと乾燥が強まり、お肌が気になる季節になってきました。

まず肌のトラブルに関して季節ものからみていきましょうね。

乾燥対策には外側の保湿に目が行きがちですが、乾燥した外気に呼気や肌表面から蒸散する水の分をきちんと補給する、要は「水を飲む」ことがとても大切です。

この時季の鼻垂れさん、体内が乾燥しているため少しでも空気を潤してから肺に入れようと鼻水を出している場合があります。

カフェイン入りのお茶をやめて水を飲むようにしたら鼻水がとまった方もいますよ。

ひび・あかぎれ・しもやけなども体内の乾燥、それに末端の血液循環の滞りを示しているようです。

ゆっくりと遠くを通って大きな円を描くような手首回し・足首回し や、指を一本ずつマッサージしたり爪のきわを揉むのも良いですね。

え?そんな先っぽのことなんて妊活に関係ない??

ありありですよー!

末端に症状が出るまでには結構段階があるんです。

老廃物が溜まっているだとか冷えや乾燥や血液の汚れ、心臓や筋肉のポンプが疲労してるなどの理由から、やむなく末端を犠牲にして中心部の大循環を死なない程度には守ろう!という反応をしていきます。

末端の循環を調えてあげると中心部・深部の大きな循環も調っていくんですよ。

東洋医学の古典にも、体のすみずみまで気血が行き渡った余りが子宮に満ちあふれ月経がおこり、子をなす。

という記載がある通り 妊娠のためには自分自身が満ち足りることがまず必要なんですね。

えーそれならあっちもこっちも…と先行きが遠く感じてしまうかも知れませんが、一生お付き合いする「私の体」です。

体を大切に扱うこと、やりたいことに軽々ついて来てくれる丈夫でしなやかな心身になること。その方法をお伝えしています。

もちろんそれが元気な赤ちゃんを妊娠出産する土台作りであり、その先に、やんちゃに育った我が子も追いかけ回せる私…にこにこ丈夫な私がまず居てほしい。

妊娠してもしなくても、充実した人生のために一生役に立つ「からだの活かし方」を身につけられるような妊活をご提案したいんです。

排泄器官としての皮膚のお話もしてみましょう。

排泄といってイメージするのはやはり尿や便ですが、皮膚からも汗や皮脂が出ていますし、垢や、時には湿疹などが出ますよね。

東洋医学の陰陽五行では肺・皮膚・大腸が同じグループに属しており相関関係があります。

消化管で必要な栄養を血管とリンパに取り込み、要らないものを濾し取るのですが

おなかが冷えていると腸壁の微細な穴が、冷え固まった脂肪分でふさがれ働きが悪くなってしまいます。消化に大切な酵素も、決まった温度を下回ると効率良く作用出来ません。

腸の働きが悪くなり排泄力が低下すると、皮膚がその肩がわりをして血液やリンパの流れにのった老廃物が皮膚の湿疹で出されることがあります。

体質改善の経過で、鍼治療を受けた後の好転反応として湿疹が出ることもありますね。

重金属や脂溶性の毒素、血流に乗せずに早く排泄したいものも近場の皮膚から汗や湿疹で出されるので、汗はこまめに拭きましょう。

東洋医学の診断法、望診(ぼうしん)では顔を体全体の反映と観て鼻を消化機能、また顔の中心にあることやその形から子宮卵巣の反映と観ることもあります。

おなかの冷えが解消されると小鼻の黒ずみ(角栓)が目立たなくなりますよ!

また、唇や舌の色は子宮と内膜の状態をうかがいしる手がかりです。毎朝鏡でチェックしてみると生理前後や体調により変化しているのがわかります。

いかがでしたか? 見た目に気になる肌トラブルも、老廃物を排泄してくれるありがたい機能という一面もあるのですね。