私にあった〇〇を選びたい? 不妊治療編

 

最近よく聞くフレーズですね。私にあった排卵誘発剤で、良い卵が採れたら、赤ちゃんに恵まれる。こんな使われ方でしょうか。でも、ちょっと待ってください。

「私にあった〇〇」って、あなたの何にどうあっているのですか?そのあたりを、医学的に理解して選んでいますか?

□よくある、私にあった〇〇とは、”自宅や仕事場に近い”という、あっている状態や、待ち時間が短くて、通院の回数も薬でコントロールするから少なくて済む。

□あるいは、ドクターが優しくていろいろ話を聞いてくれて、スタッフもみんな優しいし院内が高級で綺麗。

□採卵に伴う卵胞の誘発方法をいろいろと変えてくれて、私にあった薬や、使用の仕方をしてくれる。

 

□赤ちゃんは欲しいけど、相方とは籍を入れていないので、それでも治療してくれる病院が、自分にあっているし、必要な場合もあります。

□旦那が病院へ行くのを嫌がるから、採精を自宅でして、持っていける病院。

□私が卒業した大学の付属の病院が一流なので、それが私にあっている。

 

□私は医師だから、あなたよりもなんでも知っているから、医師の関係情報が一番自分に相応しい。

□鍼灸治療を受けたら、体が重くなったりするので、そういうことが起こらない、もっと私にあった鍼灸院を探している。

□専門病院も鍼灸も、漢方も、サプリも、運動も、体を温めることも全てやって来たけど、効果が感じられないから、どうせ私にあった治療法はないのです。

さあ、どうでしょう。こんな声を聞くこともあるのですが、あなたならどうでしょうか。これらの言葉を羅列してみて、やはり思ったことは

「私にあった〇〇」が、どうやら間違って、使われているということです。

1、これらは全て、あなたの目的「赤ちゃんが欲しい」に対して何が問題なの?
2、その問題に対して、どう対応したら問題を解決できるの?

 

私にあった〇〇が、その問題に対して、どう対応したら問題を解決できるの?という問題解決方法を得ることから外れています。

あなたの都合や、気持ちの問題に対して優しく合わせてくれる方法に、すり替わっている事に気が付きましたか?

本来は、問題解決のために、あなたが変わらなければいけない意味で「私にあった〇〇」が、
あなたの都合に合わせてもらうという意味の「私にあった〇〇」に変わっちゃっているのです。

これでは、そもそもの問題点が解決されないまま、置き去りですよ。

あなたの現実の治療は…

私は卵の質が悪いので、何度も採卵、移植を繰り返しているのに、赤ちゃんを生むことができていません。仕事は忙しいし、旦那は治療に前向きではないし、職場でも時間の都合をつけるのが大変で、お金も大変。ストレスばかりです。

あなたが希望する「あなたに合った◯◯とは…

待ち時間が少なくて済む

家や仕事場から近い

行く回数が少ない

痛くない

一度でたくさん採卵できる

いろいろと試してくれる

治療が楽な

すぐに効果が出る

治療代が安い

あなたの考える一流の

私の知識と人脈にある

あなたの都合にわせて、状況を楽にしてくれるばかり方法ですよね。本当の問題解決のための方法ではありません。

問題の本質は「卵の質が悪い」ということです。ここに対策を打てるチョイスをすることが、問題解決に必須なのです。

つまり、「私にあった〇〇」は、”卵の質が悪いことを改善して、卵の質を良くできる方法を行うこと”これをできる可能性が一番高い治療法を行うことです。

卵の質が悪いあなたにあった治療方法を選択し、実際に行動することが、最終的な問題解決にあった方法なのです。

この問題点のすり替えが、自分でも気がつかないうちにおこなわれることがありますので、あなたもお気をつけください。よりベストな子宝治療をおこなって、最終的にできることをやりきる。そこにあなたの将来の宝が見つかると信じています。