甲状腺の働きと不妊治療。

 

甲状腺は喉のあたりにある「甲状腺ホルモン」を分泌する器官です。

有名人では、歌手の絢香さんが甲状腺機能亢進症であるバセドウ病の治療に専念するため休業し、2015年には赤ちゃんを出産されましたね。

甲状腺ホルモンには ・からだの成熟、発達、成長 ・中枢神経系の維持 ・代謝促進 ・交感神経の活性化 ・心拍出量増加 という働きがあり、オタマジャクシがカエルになるためにも必要なホルモンです。

甲状腺機能の良し悪しは、よほど症状が出ていない限り日常で気に留める機会もないのではないかと思いますが、不妊専門クリニックでは治療を始める前に甲状腺ホルモンの値に注目しています。甲状腺機能が万全の状態かをまず考える先生も増えていますので、病院で指摘されてこの記事が目に留まった方もいらっしゃるかもしれませんね。

甲状腺は甲状腺ホルモン分泌の他にもカルシトニンというホルモンを分泌し、副甲状腺から出るホルモンとともに血中のカルシウム濃度を調整しています。

医師に指摘された方はもちろんその指示通り治療を受けて頂きたいのですが、今回は「お手当て」として甲状腺に気持ちよく働いてもらうにはどうしたらいいかな?という事を考えてみようと思います。

①白いお砂糖の摂取を控える。

精製された白いお砂糖はミネラルがほとんど残っておらず、糖は体内で代謝される時にたくさんのカルシウムを消費します。 人類において砂糖のような直接糖を食べる歴史はとても浅く、現代の普通の生活で無意識に摂る量であっても体にはもしかすると「食べ過ぎ」にあたり、知らずに甲状腺を頑張らせてしまっているかもしれません。

②意識的にリラックスタイムをもうける

現代人はどうしても交感神経優位になりがちです。あなた自身ばかりでなく交感神経にムチ打つ係の仕事の方も、お休みを必要としているのではありませんか?。毎回口をすっぱくお伝えしていますが、スマホでブログ巡りやゲーム動画の視聴などは「リラックス タイム」にカウントできませんからね♪

③蒸しタオルを当ててあげる。

お湯でしぼるか、ぬらして絞ったタオルをレンチンしてホットタオルをつくり、甲状腺があるあたりにのせて温めるだけ。 女性の皆さんも経験あるでしょうか?床屋で髭剃りをしてもらう時、この甲状腺あたりから顔を覆うように蒸しタオルで蒸されます。とっても気持ちが良いんですよー!

今回の記事はいかがでしたか? 目的達成のための努力は大切だけれども、我慢、ガマン…よりも出来るだけ楽しく気持ちよく進んでいきたいですね♪