ヨガと妊活

「ヨガとは?」

以前は少々怪しい雰囲気があったヨガですが、最近は若い女性を中心としてヨガはすっかり日本の文化に溶け込みました。

妊活中の女子に「何か運動をしていますか?」と聞くと半数以上が「ヨガ」をやっているか、やったことがあるという回答をいただきます。

ヨガにも色々ありますが、今回は「ヨガ」の語源からひもといてみましょう。

 

「ヨガ」には「つなげる」という意味があります。

体を動かすことによって、自分の体の状態を自覚し、心と体の意識をつなげることによって、心身を良い状態へと導きます。そう、ヨガはポーズを取ること自体が目的なのではなく、そこに心が作用することが大切なのです。

「え、全然手が届かない!」とか、「左右ですごく差があるな」とか、「あ〜伸びて気持ちがいいな〜」と、日常生活では気付かない自分の体の状態を、ポーズをとることで認識できるのです。

ヨガの基本

「呼吸」「ポーズ(アーサナ)」「瞑想」の3つです。

 

まずは「呼吸」。

流派や目的によっても違いはありますが、基本的には鼻呼吸です。体の動きに合わせて息を吐いたり、吸ったりします。

呼吸と動きを連動させることによって、チャクラのバランスが整います。チャクラとは背骨に沿ってあるエネルギースポット。東洋医学で言うところのツボのようなものです。

一般的には7つのチャクラが並んでいて、色や大きさや、回転数などがそれぞれに異なります。

次に「ポーズ(アーサナ)」です。

日常生活ではあまりしない動きをすることで、自分では気付かないコリや、硬さ、痛みに気付きます。ストレッチ効果、筋トレ効果もありますので、体も柔らかくなります。

血流も良くなり、冷えの改善やデトックス効果も高まります。

 

 

3つ目が「瞑想」です。

瞑想方法にも色々ありますが、目的はだいたい一緒です。それは、心を日常から離し無の状態になること。

ヨガの目的

「心の作用を死滅させること」とあります。

不安や悩み、焦り、怒りだけでなく、優越感、喜びすぎることからも心を離し、心を平穏な状態へと導きます。言ってみれば、「脳のデトックス」といったところでしょうか。

瞑想は素晴らしい効果がありますので、ぜひあなたにもやっていただきたいです。今までにやったことがない方でも、あまり深く考えず、最初はただ楽な姿勢で座って目を閉じているだけでもOKです。

無理に考えを止めようとせず、思い浮かぶことを客観的に眺めて流れに任せます。呼吸に意識を向け、息の出入りをただ観察します。

うまくできると、真っ白な空白の時間が訪れ、体の感覚や時間感覚を超える時がやってきます。この域に到達できると、短時間の瞑想でも体の疲れがびっくりするほど取れます。忙しくて睡眠時間がしっかり取れない方や、1日中パソコン作業をしているような方には特にオススメです。

ヨガは妊活だけでなく、どんな方にも取り組んでいただきたいものの一つです。興味が湧いた方は、ぜひ一度トライなさってみてくださいね!