- update更新日:2019.04.11 folder未分類
「真実が存在するのではない。真実に対する理解力のみが存在するのだ。」という言葉があります。
なかなか面白い語り口だと思います。真実はあるのだと思うのですが、当然それを人が理解しようとすると、見る人によって見え方の角度に違いがあるのですから、真実は一つではなくて、人それぞれの真実が存在しているかのように表現されるということでしょう。
その真実について、見た人それぞれが語り合おうとすると、一つの真実のはずのものが別にも沢山あるかのように語られてしまうわけです。
ですから真実が一つ存在しているのではなくて、それぞれの人によって理解力が存在しているのだとすれれば、誰もが納得しやすい状態と言えるでしょう。それ以上、違いについて議論しなくても良いのです。
不妊治療でこのことを考えるなら、「不妊治療が存在するのではない。不妊治療に対する理解力のみが存在するのだ」と言えるでしょう。
そう、不妊治療と一括りで語られていますが、実はその実態は様々です。なぜなら、赤ちゃんが生まれにくい症状が沢山あるのであって、それに対する治療法も沢山あるはずだからです。
それなのにネット上などでは情報が一括りにされていて、見た方も同じ解決方法が、自分にも当てはまると理解しがちです。
例えば病院選びでも、一番良いところはどこ?という風にみんなが探しているのですが、これはどうでしょうか。
□あなたの、赤ちゃんが生まれにくい症状は、原因が何なのでしょうか?
□その原因を解決できる方法とは、どんな治療法があるのでしょうか?
□その治療法を持っていて、尚且つその技術に長けていて、さらにあなたにとって最もリスクの少ない専門病院はどこですか?
□その治療を受診して、さらに継続するために必要なものを、あなたは準備できるでしょうか?
□医療の他にも、卵の質を上げるために、あなたがやるべきことはあるのでしょうか?
これらに付いて情報をきちんと収集し、ご夫婦で同意して、自分たちが進むべき方向性を理解して行動する事が、不妊治療における真実への道のりだとは思いませんか?
そう考えれば
不妊治療における真実に対する理解力を得るために、あなたの卵巣や子宮の状況を改めて見つめる必要があるのではないでしょうか。