- update更新日:2019.03.07 folder未分類
不妊治療は、とにかく毎日が忙しくて大変ですよね。
例えば体外受精を続けている方なら、病院への通院だけでも回数も多くて待ち時間も長い訳ですから、相当な時間を拘束されます。
さらにこの通院時間を仕事時間から捻出するために、会社の上司に半休や休日の申請をして、それに対する説明をしなければいけません。ある程度事情を話してある場合はまだ良いのですが、なるべく誰にも秘密でこの治療を続けるとなると、突然の早退などの言い訳を考えるだけでも一苦労ですね。
高刺激系の病院なら、自己注射や薬を飲む時間が決まっていますので、突然トイレに駆け込んでは、自分に向かって注射をする様子は、決して人には見せられません。違う薬を注入しているかと勘違いされても困るし、かなり怪しい行為に映ってしまいます。
第二子の不妊治療の方の場合は、お子さんのベビーシッターの手配や、保育園、幼稚園の送り迎えの時間調整なども何かと大変でしょう。
また治療にかかった時間分、ご家庭での家事や仕事の時間を減らしている訳ですから、その穴を埋めるための時間の節約や、間に合わない仕事の遅れを取り戻すための休日出勤なども必要になるでしょう。
こうして改めて考えてみると治療をしていなくても忙しい生活が、さらに忙しさを極める結果に結びつく訳です。
ただ言えることは、そもそも結婚年齢が遅くなることで、この不妊症という現象が発生しやすくなっている社会背景がありますので…
大都市圏で仕事をバリバリこなしている能力の高い女性が、この不妊治療を行っている可能性が高いのです。
当院の患者様も実際、仕事ができて頭が良く、高収入の方が多い現状ですから、この忙しさという問題にも徐々に適応なさる訳です。自分自身と競いながら仕事もさらに効果的にこなし、家事も旦那さんの協力を要請して乗り切ってしまいますよね。
この辺りは、さすがだなと感心させられる事が多いのです。ただ..
治療期間が長くなり、結果が思わしくない状態がずっと続くと、徐々に心が疲弊して来るのも事実ですね。
ですからこの辺りで、治療のプランを見直してみる事が、きっとあなたの将来を決めるための有効な手段になるでしょう。