不妊治療でも、ときどき効果を計測してチェック!

 

チェックと言われても、何をチェックするのやら?という感じでしょうか。

仕事を成功させるために、PDCA(プラン、ドゥ、チェック、アクション)を用いて各項目を点検しながら推し進めれば、目的を達成できる道筋となる。

これを不妊治療にも活かせば、成功率を上げて離脱や治療の行き詰まりを防げるのではないかというお話をして来ました。

目標を立てて、それを達成するための期日を設定して、これを実際に実行しても、当然ですが治療の全てが思った通りに進むわけではなく、何度も採卵が出来なかったり、採れた卵の質が良くなくて受精しなかったり、培養途中で分割がストップしてしまったり、胚盤胞にまで育たなかったりします。

挙句にやっと移植したと思っても、今度は6週になっても心拍が出なかったり、出ても9週目で止まってしまい掻爬になり、その後も2周期ほどお休みになってしまって採卵も出来ない状態に…

こんなことを何度も経験しながら、そこを乗り越えて新たなチャレンジを続けないと、ストレスという呪文がもくもくと現れて、結局は治療中弾や断念という結果が待っているものですね。

そんな悪い流れを断ち切って治療の効果をあげるために、時々今までやって来たあなたの治療や、あなたの卵巣機能の変化を客観的に計測することが必要です。

あなたのやって来た事が効果的だったのか?問題点は解決に向かっているのか?実はもっと良い方法を求めて何かを大胆に転換しなければいけないのか?定期的にチェックしなければいけません。

そうでないと、効果が出ていない治療をダラダラと続けてしまいがちなのです。時間もお金も努力も、全てが無駄になっている可能性を考えると怖いですね。

ですから、あなたが目標を掲げて行動を始める際には、チェックをする時期も決めておくべきなのです。例えば採卵したら凍結できたのか?幾つできたのか。移植したら着床したのか?しなかったのか。

着床したら、HCGの数値はどうだったのか?前回よりも改善しているのか?など、ポイントごとに以前と比較しながら、あなたの治療の成果が前進していることをチェックしてください。

何回目かのチェックで区切って、あなたが想定した治療効果に対しての成果が出ていないなら、抜本的に治療方法や病院を変えることを考えても良いと思いますし、そんなルーティーンを作っておく事をお勧めします。

そのポイントポイントでのチェックが果たす役割の大切さは、あなたもよくお判りでしょう。でもこれは忘れがちなことでもあるのです。

人は行動にのめり込みすぎると、我を忘れてしまい、感情の波に飲まれてしまいます。慌ててオロオロしながら、同じことを繰り返してしまう。

これは不妊治療においてよく起こることで、ほとんどの方が経験する事だと思うのです。

だからこそ、チェックは大切!あなたもすぐに、今までの治療内容とポイントごとの成果を比較して来てくださいね。

がっかりする要素が見つかっても、落ち込むことはありません。そこがあなたの問題点という事が、はっきりしたのです。すかさず、その問題を超えられる治療法、病院を探す行動に映ってくださいね。

分からない事があればエルミタージュにご相談ください。メールでも電話でも大丈夫。聞いてしまえば、そうか!と思えることは多いものです。