- update更新日:2019.02.26 folder未分類
不妊症になってしまうのは、女性だけが原因だと思ってはいませんか?
実は女性にだけ原因がある場合は41%と、半分もないのです。男女ともに原因がある場合が24%。
そして男性だけに原因がある場合も24%と、約半数の場合、男性にも不妊症の原因があります。ですから不妊治療は、カップルで、一緒に取り組むことが重要なのです。
■男性が不妊症の原因となっている場合の病態
・乏精子症
精子の数が圧倒的に足りていない状態です。
・無精子症
精子が全く作り出されない状態です。
・精子無力症
元気な精子の数が足りていない状態です。
他にも様々な病態があります。
このように男性が不妊症の原因となっていることが分かれば、奥さまが受けなければならない不妊治療の種類も変わってくるのです。
旦那さまが1ml1000万個以下の精子量という、軽度の乏精子症であれば人工授精。
1ml100万個以上1000万個未満という中度の乏精子症であれば体外受精。
1ml100万個未満の重度の乏精子症であれば顕微受精という基準が存在する不妊治療施設も存在します。
まとめ
女性だけが頑張れば、子どもが授かるのではありません。子どもを授かってから、夫婦で協力して子育てをするのと同じように、今から夫婦で協力して子作りに励むことが重要です。旦那さまに男性不妊の割合の高さをわかっていただき、精子の検査を受けることから始めましょう。
またタイミングでも、ある程度の回数が求められます。忙し事や疲れているなど、様々な事情もあるとは思いますが、まずは意識からでも前向きに取り組んでいく姿勢を共有することと、夫婦一緒のスキンシップをとって、お互いの心と体の健康をケアし合う機会を、まずは増やしていきたいですね。