最近テレビや女性誌で話題になっているスーパーフード。「聞いたことはあるけれど、どんなものがスーパーフードなの?」「そもそもスーパーフードって何?」という方もいらっしゃるかと思います。そこで、今回はスーパーフードについてお話ししたいと思います。
・スーパーフードの定義
一般社団法人日本スーパーフード協会によると、スーパーフードとは、「栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること、あるいは、ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品であること」「一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在で、料理の食材としての用途と健康食品としての用途をあわせもつ」といった食品です。
つまり、スーパーフードは特定の食品を指して言っているものではなく、「一般の食品よりも健康成分を多く含む、植物由来の食品」という前提のもとに、提唱者によって異なる食品が挙げられているのです。また、何世紀にもわたって人々の健康に寄与してきた食品であることや、人体に及ぼす影響などがすべて明らかになっており、安全性に信頼がおけるという点が基準になっています。
・現代女性の味方!:アサイー
アサイーはブラジル原産のヤシ科の植物で、見た目はブルーベリーに似ています。抗酸化作用のあるアントシアニンが豊富に含まれており、鉄分や食物繊維、カルシウムやビタミンEも多く、女性に不足しがちな栄養素の補給に最適です。
朝食のスムージーやデザートで召し上がったことのある方もいらっしゃるかもしれません。
・ついつい食べ過ぎてしまう人に!:チアシード
スーパーやコンビニでチアシードのドリンクを見かけたことのある方も多いかと思います。チアシードは、メキシコ原産のシソ科の一年草である、チアの種子です。水に浸すと10倍ほどに膨張し、ゲル状になるのが特徴です。
このゲル状の成分の正体は、こんにゃくにも含まれる「グルコマンナン」という水溶性の食物繊維です。この性質のおかげで、いつものヨーグルトやスムージーなどに溶かすだけで満腹感を得ることができます。
種子そのものにはほとんど味はないため、色々な食べ物に混ぜて食べるのがおすすめです。
・最近人気の「キヌア」
キヌアは最近その人気から、ふつうのスーパーでも見られるようになりました。穀物コーナーの近くに置いてあることが多いのですが、厳密には穀物ではなく、薄黄色の種です。
もとは南米産の食材でインカ文明時代から食されており、文明を支えたとも言われています。
スーパーフードという肩書に恥じないその栄養分に注目すると、タンパク質と鉄分は美容で一時話題になった玄米の約2倍含まれています。
また必須アミノ酸9種が全て含まれており、女性ホルモンと似た働きをするフィトエストロゲン、中年以降の女性に不足しやすいカルシウムも豊富です。味は淡白で癖がないため、様々な料理とマッチします。
いちばんお手軽な方法はお米と一緒に炊くことですが、スープに混ぜたり、サラダにふりかけたりするのも独特のプチプチとした食感を楽しめるのでおすすめです。
いかがでしたでしょうか。キヌアは女性の味方になってくれる心強い食材です。まだほとんど出回っていないのですが、国産のキヌアも注目されています。
積極的に妊活にも取り入れていきたいですね。