「不妊症って言われたけど、何が原因なんだろう。」「不妊症の知識や対策を知りたいな。」現在、不妊症で悩んでいる方は大勢いらっしゃるのではないでしょうか。不妊症は原因の特定が難しくとても厄介です。
そこで今回は、不妊症で悩んでいる方必見の、不妊症の原因を紹介します。
□不妊症の原因
早速、不妊症の原因を紹介します。男女で原因が異なるので、順に見ていきましょう。
*男性の原因
男性の原因には、大きく分けて5つあります。
精管通過障害
これは、精子が通る管が何かによって邪魔されて出なくなるという症状です。精巣上体炎や逆行性精子などの症状が見られたら要注意です。
造精機障害
文字通り精子が作られなくなるという症状です。検査をしないと気付きにくいので気をつけましょう。
性機能障害
精子は作っているけれど、性行為に問題がある場合ですね。何らかの問題で性行為が完了できず射精に至らないもので、近年タイミングを取ることもなくなってしまったというご夫婦も多いのです。
副性器障害
睾丸以外の(副性器)/精巣上体、精管、精のう、前立腺などに障害がある場合です。
免疫性不妊
男性、女性ともに精子に対する抗体を持っている事があります。
*女性の原因
次に、女性の原因を紹介します。
卵管因子
卵管が狭くなったために精子と卵子が出会わなくなった状態を言います。卵管癒着や卵管に炎症が出てきたら卵管因子の疑いがあるので、要注意です。
排卵因子
卵胞がうまく育たなかったり、育ったとしても破裂したりしてしまう症状です。無月経や無排卵症があれば排卵因子の疑いがあるので治療を受けるといいでしょう。
子宮因子
ポリープ、子宮筋腫、内膜症、アッシャーマン症候群、一方子宮奇形などの子宮に問題がある場合の不妊です。
頸管因子
炎症や粘液量などの問題による因子です。
免疫因子
男女ともに免疫が精子を攻撃してしまう事があります。
原因不明性不妊
不妊検査をしても問題がないのにも関わらず不妊である方の場合です。不妊症の方の30パーセントとも70パーセントとも言われています。妊娠のしやすさが年齢と共に失われていく妊孕性による、卵の質、精子の質などといった問題の多くもも含まれる可能性があります。
□不妊症への対策
まず、あなた自身の体の問題点を、病院で検査によって精査することからが始まりですね。問題点を改善できる治療法があればそこからスタートし、早めのステップアップが近年の流れになっています。AMHなどのホルモン値の変化から、生殖機能の問題点や衰えを早めに把握して、リスクを回避しながら最も効果的な治療を進める事が必須です。
その先に卵の質、精子の質を少しでもアップする、あなた自身の体作りも必要になる可能性もあるでしょう。病院選びや、治療法などについて情報を得て、アドバイスと体作りをサポートできるエルミタージュ鍼灸院があります。お気軽にご相談くださいね。
□まとめ
不妊症を克服するには、ご夫婦が共に協力する必要があります。パートナーとよく相談して、悔いのないように、現在できることをやりきっていただければ、結果はどうあれ、あなたにとって素晴らしい未来が訪れると確信しています。