「不妊の治療をしてみたいけど、どのくらいの期間が必要なのかな?」「治療に必要な期間の目安が知りたいな。」不妊の治療でお悩みの方はたくさんいらっしゃると思います。
しかし、実際にどのくらいの期間が必要なのか気になる方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、不妊治療で必要な期間について解説します。
□不妊治療で必要な期間
早速、不妊治療でどのくらいの期間が必要なのか紹介します。一般的に不妊治療の目安となるのは2年です。治療から2年経つ度にまだ続けるかどうかを決めることが多いです。
しかし、期間を決める際にもいくつかの注意点があります。ここでは、代表的なものを紹介します。
*年齢によって期間は異なる
年齢によっても不妊治療をする期間は異なります。
例えば、30歳前後の方であれば、6ヶ月区切りで1つの種類の治療を試していきますし、卵が採卵できるであろう期間は、まだまだ長く想定される方が多いでしょう。体外受精までのステップアップにもどのくらい時間をかけるのか?など、ご夫婦での考え方も反映すると、期間もやり方も多くの選択肢があると言えるでしょう。
40代や50代の方であれば、その期間を3ヶ月ほどなど、短く区切って考えるのも良いかも知れません。この年代の方でしたら多くの方が体外受精をある程度継続してきて、病院もいくつもご経験があるかも知れません。
□卵巣の機能を図るAMHや、卵の質を考え、さらに採卵できているのか?
□生理を自力で起こせるのか?採卵周期に卵が見えているのか?
□見えた卵の成長はあるのか?E2は上がってくるのか?
□そういった諸々の条件を改善できる最善の病院で治療ができているのか?
□あなた自身がどこまで治療を続ける意志を持っているのか?
これらを加味して、あなたの気持ちによって期間は幅広く選択できると言えるでしょう。
35歳、39歳、43歳、45歳が目安になる年齢だと考え、それぞれの時期に一般的に治療の難易度が一段上がってゆくとお考えください。2年以上の治療が必要になる方も多いのが現状です。
*卵子の年齢で変わる
女性の卵子の年齢でも不妊治療の方法や期間は変わります。卵子の年齢が高い方の方が、よりベストであり、さらに多くの治療や時間が必要になる傾向なのです。
□まとめ
以上が、不妊を治療する際にかかる期間です。基準となる期間は一般的には2年程とも言われていますが、患者さんそれぞれの様態によっても異なります。
ただ、どの年齢の方でも、とにかく早く治療を始めることはプラスになると言えるでしょう。
さらにあなたの体の持っている問題点を把握して、その問題点を改善できる治療法を持った専門病院をピックアップし、その中でも技術の最も高いところに通院する事が成功への鍵なのです。
そしてどこまでいっても、卵の質、精子の質という問題点は最も大切な要素としてあなたに問われるでしょう。
今回の記事を参考に、不妊治療をどうプランニングするか?おおよその期間も設定するか?目安にしていただければ幸いです。