不妊治療にかかる費用の目安を六本木の鍼灸院が解説します

不妊の治療や検査を受けたことがあるカップルは、5組から6組に1組と言われています。
ただ、その内容や詳しい情報はまだ広く一般化しているとは言えません。

通常不妊治療と呼ばれる方法にはいくつか種類があります。
この記事では、治療の種類と費用について解説します。

□不妊治療の方法

*タイミング法

最も簡単で多くの人が取り組んでいるのがタイミング法です。
検査をしてその結果をもとにお医者さんが排卵日を推測します。

妊娠しやすい日の指導を受けながら、その前後に性行為をすることで妊娠を促す方法です。
この治療には保険が適用され、1回行うのに数千円程度かかります。

*人工授精

人工授精はさらにそこからもう1歩進んだ手法です。
子宮に精子を人工的に注入することで妊娠を狙います。

排卵のタイミングに合わせ元気な精子だけを送りこむのが特徴です。
この方法は保険適用外となり、1回行うのに1万円から2万円かかるのが通常です。

人工授精は体外受精と混同されがちですが、実は大きく異なります。
体外受精と比較すると、妊娠率は少し低くなりますが、体への負担や経済的負担も軽く済むのがメリットです。
実は回数を重ねることも難しくはありません。

*体外受精

体外受精は体の外に卵子を一度取り出し、シャーレの中で精子と受精をさせる方法です。

受精卵が分割し、受精後2日目程度の初期胚、または5日から6日経った胚盤胞の段階まで成長させてカテーテルで子宮へ送り込みます。

この方法はタイミング法や人工授精で妊娠できないカップルや、自力での受精が難しい場合に行われるのが特徴です。

この治療も保険は適用されず、1回につき20万円から60万円かかり、一気に費用は跳ね上がることが分かります。
ただ、国の特定不妊治療助成事業の公的補助を受けることできる点が可能です。

□治療までの流れ

治療の流れとしては、まず不妊の原因を特定するための検査から始まります。
検査にももちろん費用はかかりますが、それほど負担にはならない場合が多いです。

ここで大きな原因が見つからない場合はタイミング法を始め、その後人工授精・体外受精と続く流れになっています。

顕微鏡やマニピュレーターを使った顕微受精を行う病院もあります。

□まとめ

人工授精と体外受精の間には大きな隔たりが存在しています。

一桁違うというよりも、そこからさらに数倍の費用がかかるのが現実です。
費用や効果を考慮し、ご自身にあった治療ができれば幸いです。