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最近は未婚の方でも妊活している方が多くなりました。
当院にも籍は入ってないけど、真剣に子供を欲しいと思って治療に取り組んでいるカップルもいらっしゃいます。
または、まだ相手はいないけれど、将来子供が欲しいので、いざという時のために体を整えておきたい、という方も。
そこで結婚前でも女性側ができることについて、お伝えしようと思います。
まずは産婦人科でブライダルチェックを行うことができます。
将来子供を産みたいと思った時に、妊娠出産に影響がある疾患や症状がないかを調べるもので、血液検査、おりものチェック、子宮がん・子宮頸がんチェック、感染症や風疹抗体検査、超音波による子宮卵巣のチェックなどを行います。
さらに自然妊娠を望むのであれば、欠かせないのが子宮卵管造影検査とフーナーテストです。
□卵管が詰まっていると、精子が卵管を通ることができないので、卵子と出会うことができません。受精のチャンスがなくなるので、妊娠の可能性は少なくなります。
□またフーナーテスト(ヒューナーテスト)は性行為のあと子宮頸管の粘液の検査をし、精子の運動の様子を観察するテストです。この検査で生きている精子が全くない場合は、女性側が精子に対して抗体を出している場合があります。
その場合は精子の状態が良くても受精することは難しいので、自然妊娠の確率も低くなります。精子の状態が著しくよくない場合もあるでしょう。
パートナーが検査のため病院に行くのに抵抗がある場合も、女性が病院に行くことである程度のことがわかる検査です。
これらの検査いかんによっては、いよいよこれから先どういう行動をすれば良いか、という判断材料にもなります。
1、もし体外受精しか妊娠の方法がなさそうだ、という結果が出た場合は、病院によっては籍が入っていないと治療できない病院もあります。
2、未婚であってもお互いの同意と独身証明書があれば受け付けてくれる病院もあります。
3、ただ、体外受精は病院によって技術の差が大きいので、選択は慎重になさってくださいね。
培養技術のレベルが高い事や、老化した卵巣から質の良い卵を採卵することに長けているなどの、あなたの体の弱点をフォローしてくれる治療法を優先して下さい。
安易に、自分の通院のしやすさや知り合いの紹介などの条件で病院を選ぶと、時間もお金も無駄にしてしまう場合があります。
もし病院選びに疑問や迷いがあるなら、私たちにぜひ一度ご相談くださいね。結婚前でもご自分が35歳を過ぎている場合は、早めにチェックをした方が良さそうです。まずは今のあなた卵巣や子宮の状態を細かく把握することが、お金も時間も無駄にしないためには必須です。