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「なかなか妊娠できない」「妊娠するために、日頃からできることを取り入れたい」
そうお考えの方に、知って頂きたいのが…
「卵子の質を上げること」の重要性です。
卵子(卵胞)は、あなたがまだ生まれる前の胎児の時に、お母さんのお腹の中でつくられます。
そのため、卵子は生まれてから新たにつくられることはないのです。
生理周期ごとに1000個ほどの卵胞が目覚め、その後5ヶ月ほどで減数分裂をしながら遺伝子のコピーをしていきます。
5ヶ月ほどして遺伝子のコピーが一通り終わった卵子は1000個ほどから、10個ほどに絞り込まれます。
そこからその周期の生理が始まり、10個ほどの選ばれた卵子の中からさらに…
14日ほど経った排卵時には最後の主席卵胞が1個、受精する権利を獲得して選ばれるのです。
この最後の競争に負けた9個ほどの卵胞たちは、その後消失し吸収されていきます。
そう言った過酷な競争の中で卵胞は年齢とともに減少していきます。
そして、なかなか赤ちゃんに恵まれない方や、不妊治療を長年されている方の中には、質の高い卵子が育ちにくい方もいらっしゃいます。
排卵し、受精し、さらに分割、着床から出産へ至れるよう、途中で流産となって淘汰されないように…
出産に値するレベルの遺伝子を持った卵を、あなたの卵巣で準備しなければ、赤ちゃんを得ることはできません。
そうするためにも、卵子の質を高めておくことは、前提条件として必須なのです。
そして、卵子の質を上げるために、卵巣力を賦活して、若返らせることを助けてくれる可能性のある方法であれば、みなさんもぜひ行って頂きたいと思います。
そこで今回は、卵子の質を改善するために、かかせない食べ物と栄養素についてご紹介します。
・鉄分
鉄は、血液と関係が深く、特に女性は毎日の月経があるため、鉄不足になりがちです。
赤ちゃんにとっても重要な栄養素の一つで、妊娠すると鉄は赤ちゃんに優先的に運ばれるので、しっかりと蓄えておくことが大切です。
鉄は、ひじきやレバー、赤身の肉やカツオやイワシ、マグロなどの魚、大豆などに多く含まれています。
・葉酸
葉酸は、赤ちゃんの体や脳、神経などをつくるのにかかせない栄養素です。
赤ちゃんの脳や体は受精後1か月ほどで完成すると言われているため、妊娠初期に非常に大切な栄養素になります。
厚生労働省は、妊娠を計画している女性や、妊娠初期の女性に、通常の食事だけでなくサプリメントなどから、1日400μgの葉酸を摂取することを推奨しています。
葉酸を多く含み、手軽に食べられる食べ物として、いわし、のり、納豆などが挙げられます。他にも、モロヘイヤ、枝豆、ほうれん草、ブロッコリーなどがあります。
・亜鉛
亜鉛は、細胞の成長や分化に関わる大切な栄養素です。
女性ホルモンの分泌を活性化させたり、DNAの合成、たんぱく質の合成をしたりと、様々な働きに影響を及ぼします。
亜鉛は、レンズ豆、大豆豆、豚レバーなどに多く含まれます。
みなさんも、日頃からなじみのある食べ物が多かったのではないでしょうか?
ぜひご紹介した食べ物を摂取して、卵子の質の改善に取り組んでみてください。
妊娠する可能性を高めるには、食べ物だけではありません。バランスの取れた栄養を摂り、しっかりと睡眠をとって、規則正しい生活を送ることがなによりも大切です。
たばこをやめる、ストレスを溜めないようにする、冷え性を改善する、といったことも、妊娠力を上げることに繋がります。
みなさんが、素敵な妊活ができることを祈っています。