不妊治療での年代別ポイント。やっぱり早めの治療が妊娠の鍵?

 

「不妊治療を考えているけど、どういった治療法がいいのかわからない」
そう思われている方は多くいらっしゃるでしょう。

そこで、この記事では、不妊治療を失敗しないために大切なあなたに合った治療法をご紹介します。

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■自分の体の状態を把握

不妊治療をするにあたって、まず始めに病院へ行き、自分の体の状態を把握することから始まります。
なぜなら、不妊症の原因は多岐に渡り、それぞれの身体的状態によって、治療法が大きく異なるからです。
そのため、病院で受診し、不妊の原因を知ることが、不妊症解決に繋がります。

 

■不妊症の治療法 [年齢別]

卵子の数は生まれた時に確定し、そのあとは減少し続けます。
これを「卵子の老化」といい、加齢とともに妊娠できる可能性が下がるので、妊娠・出産には年齢的な制約があることを事前に把握した上で、治療について考えましょう。

 

・20代~30代前半

女性が妊娠する能力は20代後半がピークであり、この年齢の方にあった不妊治療の方法は「タイミング法」といえます。
タイミング法とは、妊娠しやすい排卵の時期に性行為を行うことで、受精しやすくする方法であるため、卵子の数や質が高い20代から30代の方に向いている治療法と言えます。

卵子と精子には、寿命があるため、排卵日に合わせて性行為を重ねれば、妊娠する確率が2年間で60-70%まで上げることが可能です。

 

・30代後半

30代前半では妊娠力の低下が緩やかですが、35歳を過ぎると妊娠力の低下が急激になり、妊娠しにくい体質となります。
また、年齢を重ねるにつれて、子宮や卵巣が老化するため、これらの要因も不妊の原因となります。
そのため、35歳からは、妊娠・出産にかける時間的な余裕が少ないと考えましょう。
そのため、まずは薬を利用しつつタイミング法を試してみて、それでも妊娠しにくい場合は、次のステップとして、人工授精を考えてみましょう。

 

 

・40代

40代からは、30代後半に比べても、さらに妊娠しにくくなります。
それに加え、加齢による卵子の老化で、妊娠したとしても流産する可能性が高くなってしまいます。
そのため、個人差はありますが、タイミング法や人工授精の効果は薄いと言えるため、タイミング法と人工授精を短期間で試したあと、早めの段階で体外受精を検討することをお勧めします。

 

■まとめ

不妊治療は、年齢や、個人の体の状況によって異なるため、不妊の可能性が高いと思われる場合は、早めに受診を検討しましょう。
そうすることにより、妊娠できないという失敗を防いだり、費用を節約することに繋がるかもしれません。
不妊症に悩む方は、是非参考にしてみてください。