なるべく自然な方法で?不妊治療をすすめたい。

 

不妊治療において、なるべく自然な方法とは、タイミングや人工授精のことを意味している事が多いようです。

ちなみにタイミング法とは

女性の排卵日に合わせて性交する事ですね。これには排卵検査薬を使う方法や、基礎体温をつけて、低温から高温に移り変わるところを目安にする、自己による方法があります。

もう少し正確にタイミングをとるために、病院に行く場合もあります。

ここでは、卵胞の成長を確認できますし、受精を妨げる要因がないか検査もできます。

IMG_2333.jpg十分に卵胞が成長出来ていない場合や、生理は来ているけど排卵はしていないこともありますので、様々な可能性を模索できる有効な手段を、病院へ通う事で得られます。

しかも、血液検査から女性ホルモンの増減を見れば、かなり多くの情報を得ることが出来ます。

 

あなたが潜在的に持っている、生殖器系の問題点や老化の状態を把握するため

細かい時系列を追ったホルモン値や、AMHといった、卵巣年齢や卵の在庫といった数値を検査で把握する事で、より専門的な生殖医療の病院を選択する手段にすることも可能です。

タイミング法を病院で行う上で注意が必要なのは

なるべく自然に不妊治療を行うために、排卵誘発剤を使用しないでもらうように医師に告げることでしょう。

 

何も言わないで治療へ入ってしまうと、あなたの治療へのポリシーや意向は反映されません。排卵誘発剤の使用に関するリスクなどの説明を病院や医師がしてくれたという話は、ほとんど耳にしないのが現状です。

きちんとした排卵を促し、排卵される同時期に成熟した卵胞が多い方が、妊娠の確率を高めるだろうという配慮からか…

何の説明もないまま、高刺激の排卵誘発剤を毎回注射されてしまうケースが多いのです。

 

この排卵誘発剤は、後の体外受精を行う時にこそ必要に応じて、あなたの卵巣の老化の状況にあった量を使用すべきものなのです。

出産できるレベルの卵を、あなたの卵巣がきちんと準備できるよう、卵巣の力を温存しておくためにもよくよく注意して使う事が、あなたの卵巣への過剰な負荷というリスクを軽減するのです。

 

なるべく自然でという気持ちは、あなたの卵巣力を保って、質の高い卵を作り出す能力を温存するという形に変えて頂きたいのです。

そしていざという時は、あなたの卵巣状況に適した治療であり、なおかつレベルの最も高い病院の選択を念頭に置いて、体外受精に備えてくださいね。

 

年齢や、AMHを把握し、タイムリミットを意識して、早めに体外受精などの手段を取れるよう、不妊治療全体プランから逆算した時間配分にも気をつけてください。

早め早めにステップアップすることも、体に優しく自然に治療をして、赤ちゃんを得るための方法なのです。