- update更新日:2019.03.23 folder未分類
体外受精をしたら、割にすぐに子宝に恵まれるはずと、ほとんどの人が思っていますよね。
ところがいざ通院してみると、採卵、培養、移植を何度も繰り返すばかりで、一向に治療の効果が現れない。
その場合、卵子の質や精子の質に問題がある可能性が高いということになります。
移植をしても何週かで流産になってしまうことを繰り返す方の場合は、不育症と診断されて、血液サラサラのヘパリン注射や、ビタミン、ホルモンの補充などを受ける場合もありますが、実は胚の遺伝子の問題が大きいのです。
□出産に至ることのできるレベルの卵や精子を、いかにして卵巣が排卵期まで、育て上げることができるか?
□減数分裂の転写をいかにミスなく完了させることが出来るか?
□それを速やかに行うために生殖医療の技術の中で出来ることは何なのか?
そこに光を当てることをしないで、ただ家や職場から近いからとか、知り合いの人が赤ちゃんに恵まれたからということで病院を選んでいるなら…
問題解決への大きな不足を来たし兼ねません。
初めにきちんとやるべきことをやっていないのに、結果を得ようとしているような状態に近いとも言えそうです。
赤ちゃんがなかなかできない本当の原因を追求せず、さらにその根本的な問題に対応できる技術を探さずして、問題を解決しようとしている様子を、もっと分かりやすく例えるなら…
じゃがいものタネを蒔いていないのに、じゃがいもが収穫できないことを悩んでいると言ったらよいでしょうか。
原因と解決策は対になっているのです。
蒔いているタネが里芋なのに、ジャガイモは採れません。
そして更に、質の良い卵を採卵するための卵巣、子宮環境にもきちんと気を配っていますか?
現在の医療では良い卵を作る方法はない。だから何も考えずにただ採卵、移植を繰り返すうちに、あなたの卵巣がたまたま良い卵を作ってくれれば、その時は体外受精で救える。
そう医師に言われたら、あなたは良い卵を作るために何もしませんか?
それも一つの選択ではあるでしょう。でも、問題への取り組み方として、それでも良いのでしょうか。
それで本当にあなたは子宝という夢を叶えられますか?
例えば、オリンピックでメダルを取った選手達が、初めにオリンピックを目指した時はどうだったでしょう?
ダメかも知ればいけど、チャレンジしてみたいと思ったのではないでしょうか。
多分何をやったら良いかなんて、皆目見当もつかないし、可能性はほとんどゼロに近いけど、閃いたのだと思うのです。何かやってみようと!
あなたならメダル取れるから、やってご覧よなんて言われていた天才は、ほとんどいないのではないでしょううか。
みんな無名の選手で、そこそこ上手い選手でも、オリンピックでメダルとなると、夢の彼方の話だったのではありませんか。
そこにあったのは、決断と実行と、諦めなかったことだけだっと思うのです。
オリンピックにも出られなかったから、その競技をやらなければ良かったと後悔している人は、どれくらいいるのでしょうか?
頑張ったけどダメだったから、そこまでやったことが無駄だった!そんなことを思っている人も、ほとんどいないのではないかと思います。