不妊治療でも苦しい時にこそ、人としての品格が現れてしまう。

 

体外受精のために病院へ行くと、待合室には多くの患者さんが待っていますね。

そんな中にお子さま連れの方がいると、子宝治療の多くの患者さんにストレスを与えるという配慮からか、病院によっては子供の来院はお断りというところもあるようです。

また、不妊治療の結果が思わしくなくてストレスフルな時に、身の回りの知り合いが妊娠をすると、お祝いの気持ちを持ちたいけれど、手放しで喜ぶ事ができないといった話を良く聞きます。

こういった心境も理解できますよね。

やはり努力を続けているのに結果が出ない時は、誰にとっても人生での大きな我慢の時期にいるのですから、素直な気持ちで現実を受け入れられないものです。マイナス思考や悲壮感が、心の底にくすぶってフツフツとしていそうですね。

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だた、そんな時期だからこそ、心の持ちように格段の注意が必要だと言えそうです。

なぜならそんな時こそ、その人の品格が現れてしまうからです。

自分の境遇が悪いと、人の喜びにも賛同できないなら…

自分がいつでも幸せでいることが価値観の中心で、もしそうでなければ、世の中は全て意味が無いという人になってしまいます。

それは、人に幸せを与える人間のスタンスと違うとは思いませんか?

現在の境遇が苦しくても、いつか自分も努力して幸せを掴みたいと願っている方が、好感を感じませんか?

そしてそのために、あらゆる努力や行動も惜しまないというスタンスで、いつか自分もその喜びの輪の中に入ろう!という強い意志を持つ方が、成功する人としてふさわしいと思うのです。

苦しい時こそ、生き方や行動の一つ一つが大切になるのではないでしょうか。

例えば、オリンピック選手を見るとどうでしょう。どんな有名選手にも不遇の時期はあるものです。

怪我でトレーニングできない時や、選手生命の危機に晒されることもありますね。そんな誰も振り向いてもくれない時期に、トップアスリートは悲観にくれて、他人の成功を妬んでいるでしょうか?

仲間の選手がメダルを取って、自分がオリンピックに出場も出来ないからといって、仲間に賛辞も送れないとしたら、その選手はオリンピックに相応しいと思いますか?

不妊治療で結果が出ないから、すごく落ち込んでいるし、悲観に暮れているから子供を見ると、ストレスでどうにかなりそうだとしたら…

ちょっと思い起こして欲しいのは、

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そんなあなたに赤ちゃんができたなら、良いお母さんになれるのでしょうか?

お母さんとして人を立派に育てる立場になった時に、赤ちゃんの将来にとって相応しい母親と言えるのでしょうか。

だから、辛い時こそ試されているのです。その試練をいかに越えられるか?その生き方や姿勢が大切ですよね。誰に試されているのでしょう?

それは多分、あなた自身にではありませんか?