不妊治療で一番大切な時は今。そして何をするか。

 

今あなたが直面している不妊治療の問題にも、その解決策はいくつかあると思います。

ここで大事なことは、沢山ある解決策に安心することではなく、一つ一つ、どれがより良い策なのかを試す事でもありません。

あなたの生殖機能を血液検査などで調べ、子供を作る事に対する問題点を洗い出し、その問題点を解決できるであろう最も可能性の高く、リスクの少ない治療法や病院を選択すること。

そして卵巣力をアップすることで、卵の質を高めて遺伝子上のコピーミスを減らすことなのです。

1、卵子と精子がきちんと出会うこと。
2、卵子の質、精子の質ともに出産できるレベルのものであること。
3、妊娠、出産を継続できる母体、子宮環境を整えること。
これらの条件を全て準備することなのです。

時間と共に卵巣機能は老化していき、採卵(排卵)できる卵胞の質は低下していきます。

ここでいう質の低下とは、卵巣の中で眠っている卵胞が目覚めてから、首席卵胞を目指して減数分裂を始める際に、染色体の転写コピーをしていく4〜5ヶ月という期間のお話で、そのコピーの精度の事なのです。

若い時は、このコピーの精度がランダムとはいえ、何回かに一回の排卵時には、赤ちゃんが産めるレベルの首席卵胞を作る事が出来ています。

年とともにこのコピーの能力が減退してきて、DNA/染色体の写し間違えが増えてくる事が、卵の老化と言われているのです。

この4〜5ヶ月に渡る染色体のコピーを行っているのは、あなたの卵巣で、元になっているのも、あなたの卵巣に残っている卵胞でしか無いのです。

つまり、コピーをミスしないように育て、採卵前の14日で、FSHによって大きく成長させているのですが…

すでに起きてしまったミスがあると、それは修復できない情報として、サイズだけが大きくなるのです。

凍結胚となってグレードが良いとしても、中身は壊れたままなので、移植をすると成長がどこかで止まってしまい、流産を繰り返す結果になります。

4〜5ヶ月の減数分裂の後期の間に、いかに転写ミスを減らせるか?そこに卵の質という問題の根幹があるのです。

ミスが起こってしまえば、その後排卵誘発剤をいかに変えようとも、壊れた情報を修復することは出来ません。

不妊治療においては、こう言った事実をきちんと理解して、さらにあなたの卵巣や子宮の状態を検査で把握して、問題点を把握してから、それらの問題点に対応できる医療技術を持った病院を選べるか?というポイントを基に不妊治療のプランニングを立てる事が必須です。

解決策の根幹をキチッと抑えた情報収集と解析、判断をして、実行に写す事が一番成功に近い方法なのです。

一番初めの時期に、短時間でここを抑えられるかが、あなたの問題解決の肝だという事にお気付きいただきたいのです。

今という時間に何をすべきか?人生は、まさに今の決断と、行動にかかっているのです。