人類にとって、子孫を残すということ。 その1

 

卵の質をよりよくするために、医学的には何かをしたところで卵の質への影響はないと言われても、それならドクターの指示にだけ従って私自身は何もしません。

どうせ何をやってもダメなのですから、という人はあまりいないでしょう。

もし私が同じ立場だとしても、自分にできることを探して精一杯チャレンジしてみます。でなければ、早めに別の人生を作ることに切り替えるでしょう。

とはいうものの、男性と女性の意識は違うかも知れません。男性と女性は、人として権利は同権だと思いますが、生物として持って生まれた目的や機能は違います。

子孫を残すということについて、男性は女性よりも意識が希薄のように写る場合があるかも知れませんが、かといって子孫を残したいという本能はちゃんとあるのです。ただ、その姿勢というかスタイルが違うのです。

やはり子孫を残し伝えることの生き物としての意味は、遺伝子を後世にまで伝え、地球環境の中で進化の競争に勝ち続けることなのです。

そこで一番に求められることは、環境の変化にいち早く順応して個体が変化することです。

寒くなったら寒いなりに、健康体でいられる体に順応するか、自らの周りの環境だけを暖かくするか、暖かいところに移り住むのもありでしょう。

あるいは、自分の子供の遺伝子が変異して、寒さの中でも普通に生活できる種になってゆく。それが世代交代の時間軸でも早く世代交代がおこなわれるなら、一番の解決策と言えるのではないでしょうか。

事実、あらゆる植物、動物もこういった環境の変化に対応するための遺伝子の変異を繰り返しながら、現在に至っているのです。逆にいうと変化に対応できなかった種は、すでにこの世に存在していないのです。