例えば、何が「卵の質」を悪くするの? 

 

 

あなたは年齢の増加に伴い、卵の質が低下することをご存知でしょうか?

年齢が不妊に与える影響は大きいものですね。そこで今回は、卵の質をこれ以上悪くしないために、身近でできることについて紹介したいと思います。
 

加齢の影響

女性は35歳以上になると妊娠率の低下とともに流産率が低下します。年齢の若い女性の卵子と比較すると明らかに妊娠する割合が低くなっており、加齢による卵の質の低下が主な原因となっています。
 

年を取ると体内で何が起こっているの?

卵子のもとになる卵母細胞は生まれてから年を取るにつれて急速に減少していきます。卵子の数は増えることはなく、特に37歳を過ぎると急速に減少してしまいます。

 
また、人間の体内にある染色体において年齢の老化によって染色体不分離という現象が起こり、染色体異常を増加させると考えられています。
 

卵子の質が低下するメカニズムは?

女性の年齢の低下により卵の質の低下が起きていることは明らかとなっています。しかし現状では、卵子の老化の詳細なメカニズムは不明とされています。

 

飲酒は良くないの?

飲酒によって体の中にアルコールが入り、それは肝臓へ送られて分解されます。その分解過程において大量に発生される「活性酵素」が大きな問題となっています。

活性酸素の影響って何?

活性酸素は体内において日々作られており、細菌やウイルスを退治してくれる働きをしてくれるもので、決して悪いものではありません。しかし、この活性酸素が過度に発生してしまうと健康な細胞まで攻撃してしまい、細胞を酸化させてしまいます。

これが不妊につながりやすいといわれている、酸化ストレス状態を生み出します。
 

酸化ストレスとは?

活性酸素による酸化を防ぐ機能が人間の体内にありますが、そのバランスが崩れた状態のことを酸化ストレスと言い、卵子に影響を及ぼし卵子の質を低下させてしまうことがあります。

ただ、お酒の良いところもあります。ストレスを軽減して気持ちを楽にしたり、楽しい時を過ごすことにも良いでしょう。酒は良薬とも言いますね。飲むときは楽しく、そしてトータルの量や回数を上手にコントロールして肝臓機能にも適度なお休みをあげてくださいね。