フラックスシードで病気知らず!妊活へも上手に利用しましょう。

フラックスシードは和名で「亜麻仁(あまに)の種」です。

あまり聞き慣れない方もいらっしゃるかもしれませんね。

味も見た目もゴマに似ており、日本ではペットフードとして使われていることが多いのですが、欧米では美容・健康食品として広く知られています。今日はそもそもフラックスシードとはどのようなものなのかをお話ししたいと思います。

フラックスシードの歴史は古く、ヨーロッパでは紀元前から健康食品として親しまれてきました。

9世紀のフランスでは、なんと当時の皇帝がフラックスシードを食べるように法令化したほど、その高い健康効果を評価していたそうです。

フラックスシードは現代人に不足しがちな栄養素が豊富に含まれています。必須脂肪酸であるα-リノレン酸、ポリフェノールの一種であるリグナン、食物繊維が豊富で、メタボリックシンドロームや心臓病、糖尿病などの生活習慣病、便秘や骨粗鬆症、更年期障害など女性の悩まされる病気にも効果的です。

フラックスシードの食物繊維は不溶性と水溶性がバランス良く含まれるため、腸内環境の改善にぴったり。

医師や栄養士などの専門家がその健康効果、美容効果を認めている「フラックスシード」ですが、食生活への上手な取り入れ方もご紹介します。

フラックスシードは種のままだと消化しにくく、栄養素が吸収されにくいです。そのため種を挽いて粉末状にしたものや、フラックスシードオイルを利用するのが効果的です。

風味はゴマに似ていますので、フラックスシードをゴマの代わりに使うのも良いですし、朝食のシリアルなどに混ぜても食べやすいですね。

フラックスシードオイルはそのまま飲むと少し生臭く感じる方もいらっしゃるかもしれません。

オイルは熱に弱いため加熱調理には使わず、ドレッシングの材料にしたり、オリーブオイルの代用としてパスタにかけたりするのがおすすめです。1日に大さじ2杯くらいを目安にしましょう。

アメリカやヨーロッパのスーパーにはフラックスシードやフラックスシードオイル、フラックスシードのパンやシリアルなどが種類も豊富に並んでいるそうです。

日本ではまだあまり馴染みがありませんが、食生活に取り入れることで、なかなか質の良い卵が採卵できないとお悩みの、あなたの体質改善に役立ててみませんか?