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食欲と不妊治療の関係は?


食欲があるのは健康な証拠と言います。お年寄りでも食が太い方は長生きと言いますね。


東洋医学でも胃に関係する気の流れを胃経といいますが、ここを流れる気を胃の気(イノキ)といって、食べたものから頂く力の流れをそう呼んでいるのです。


そして「胃の気なき者は死す」と言われています。つまり、食事を取れない人は元気が無くなって死んでしまうという事ですね。


昔は体が衰弱すると、食事から栄養を取り入れることが出来なくなり、衰弱してやがて死んでしまったのです。ですから胃の気が弱いということは、命に関わる重大事だったのです。


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ところが近年では医療技術が発達して、栄養を食事から採れなくても、点滴から体に入れることが出来るようになりました。すまり、理論的には物を食べる必要も無くなったのです。


点滴を受けたことがある方は分かると思いますが、食事をせずに点滴で輸液(栄養)を補給していると、水分も栄養も十分なはずなのに喉が乾いて水分を摂りたくなります。


これは、人間が口を動かして、歯を使って植物を噛み砕きながら、食事をして来た名残であったり、食物を飲み込む際に嚥下をして飲み込むための、反射が起こらないことにも問題があるのかもしれません。


顎を使わないと歯が噛み合うことによる圧力や、顎の筋肉運動から伝わる刺激が減ることで、満腹中枢が何らかの影響を受けている可能性もありますね。


また、噛む回数が減ったり、噛む力が弱くなると、脳への刺激が減って、記憶や思考力の衰えといった二次的な作用が起こるとも言われています。


さて、不妊治療で体外受精などを繰り返しているのに、思わしい結果が出なくて、精神的なストレスを強く感じ始めると、一次的に食欲が減退したり、あるいはその後にストレスから身を守るためか、食欲が止まらなくなり、体重がどんどん増加する方も多くお見受けします。


その際に甘いお菓子や飲み物を、気がつくと口にしてしまったり、お酒を減らしたいと思っているのに止められないといった、典型的な食事の摂取の傾向が見られるようになるのです。


太って肥満傾向にある方は、妊娠しにくい傾向があると言われていますので、食欲と同時に食事や間食といった、飲食の方法をコントロールする事が求められるのです。


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また、運動は体に良いものですが、不妊治療で運動を始める際には、食事の内容にも気を使うようにする事が、妊孕率をより効果的に上げるために役立つはずです。


やはり食べること、食欲が人に与える影響は大きいものがあるようです。