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限界を誰が決めるのか? 不妊治療編 その1

限界を誰が決めるのか?それはあなたです。


そんな風に言われたとして、いやいや別に決めていませんけど、と言いたくなりますよね。


不妊治療における限界とは、例えば体外受精を繰り返しているのに結果が出ない時に、そろそろ治療のやめ時なのかな?なんていう考えが頭を過ぎります。


何で限界なのかと言えば、質の良い卵が採卵できないからですよね。生理が来た時に、今週期に成長しそうな卵が、そもそも一個も見えないとか、あるいは卵胞が少しずつ大きくなって来たけれど、E2が上がらないうちにLHがサージを起こしてしまい、採卵が中止になったりすることですね。


あるいは採卵できても、主席卵胞が空砲だったり、成熟卵がなかったり、受精できなかったりと、採卵の度にいろいろな事が起きて、あなたも幾度となくがっかりした事があるのではないでしょうか。


治療の限界には、悲しみで心が折れる事が大きく影響します。旦那さんと決めたタイムリミットになってしまったり、お互いの意見の対立が鮮明になってしまったり、お金の問題も大きいですね。仕事と不妊治療との環境が変わってしまうことも障害になるでしょう。


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これでもう、不妊治療をこれ以上続けるのは無理だ!とあなたが決めてしまえば、あるいは投げ出してしまえば、そこでおしまいです。


限界はあなたが定めた瞬間に現れるのです。言い方を変えれば、自分以外には決められないとうことです。


よく考えて頂きたいのですが、このあなたの限界点が、現在の医療レベルの限界点だったとしたら、もう誰にもどうしようもないですよね。それならあなたは、この不妊治療に対して全てをやりきったと言えるでしょうし、それは賞賛に値することだと思います。


ただ、実際の患者さんを観ていると、医療的限界点まではまだ、沢山出来ることはあるのに、その随分手前で心が負けてしまい、悲しみから治療を手放してしまう方が多いのです。


これは私たちからすると勿体無いし、残念な気持ちが残るのです。あと少しで良い卵が採れて赤ちゃん出会えるかも知れないのに、何故ここで...と思うのです。