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風であがる凧のように、不妊治療の風に乗る。

体外受精を何度も続けているのに、良い卵が採れなくて辛い結果が続くと、何でこんなにうまくいかないのかな?私には良い卵は出来ないのかも知れないなと、今回の人生の大きな逆風を嘆きたくなりますね。


ところがあるところで面白い文章を目にしたのです。それは逆風に対するものだったのですが、「凧は、風に乗って上がるのではない。風に逆らって上昇しているのだ」という一文でした。


なるほど、上手いことを言うものだなと思いました。


風に乗って、たこは上がっているように思っていましたが、風を受ける事によって生じる、凧の上と下の気流の速さの違いを生み出して、上の方の気圧を下げて生まれる揚力によって上昇しているということなのでしょう。


凧の糸がたこの角度を調整しながら、風の流れに対する抵抗を作る事で、安定した姿勢を保ち、横から見ると飛行機の翼のような位置を保つという事なのだと思います。もし違っていたら御免なさい。


もし凧の糸のテンションがなくなると、姿勢を崩しながら何処かへ飛ばされて、地面に落ちてしまうでしょう。


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でもこの状態は、人生の荒波を超えながら多くの経験を積んで、人間的に成長するドラマさながらで、不妊治療という強風があるからこそ、そこに赤ちゃんを
産むという目標を立てて治療を継続しながら、最終的に念願を叶えるというストーリーに映像を重ねることも出来ますよね。


言い換えれば、全てが順風だったらそれに抗う揚力も発生しないので、物語自体が生まれないというわけです。そしてさらに言うなら、逆風が強ければ強いほど、上昇する力も強くて高く飛ぶことも可能になると言うことですね。


物事には、この逆風とか障害といったものが付きまといますが、そのこと自体が成功の物語を印象的なものにしていて、ある意味人生のコントラストを鮮やかにし、彩りを添えているとも考えられるのですね。


不妊治療を今一生懸命に行っているあなたからすると、そんな達観視した気持ちには成れないかも知れませんが、何で私ばかりがこんなに辛い目に会うの?といった気持ちが湧いてきたら、頭の片隅にこんな事を思い出して頂ければと思います。


逆風も、おかげさまという側面もあるのだな。お赤ちゃんを産む力に変えられることもあるのだなと、ちょっとだけそんな気持ちで、この風を受けてみませんか。