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赤ちゃんは欲しいけど、不妊治療はもうしない。

不妊治療は随分やって来て、タイミングから人工授精、体外授精、顕微授精とステップアップしたけど、なかなか質の良い卵が採卵できない。移植も随分したけれど結局は流産の繰り返し。もう気持ちもお金も、体力も一杯一杯になってしまった。


そろそろ限界かなと思うし、これ以上採卵、移植を繰り返す気力が無くなってしまった。旦那ともよく話し合った結果、病院での治療はもうやめることにしました。


子供がいない生活も今まで通り、それはそれで幸せですし、先の人生を考えると、これから子供が出来たとしても、その子が成人する頃には、私たちは歳をとり過ぎていることにも気がつきました。


通院をやめて自然に過ごしながら、もしもそんな中でも子供ができたなら、その時は、それでよしという感じでいこうと思います。


年齢も45歳を超えて、AMHも0,1くらい下がってくると、もう簡単には妊娠することは難しいのが現実ですし、なんといってもご夫婦で、何年も治療を頑張って来た結果、今この答えにたどり着いた事を尊重する以外には、とるべき道はないなというところですね。


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こうして、赤ちゃんは欲しいけど、もう治療はしないという瞬間はやって来るのです。この時、本当にやりきったご夫婦からは、ここでホッとするような、ほのかな安心感が漂うのですが、実はこの決断の陰に、別の事情を抱えた方の場合は、何か硬い表情と空気が感じられるものです。


ではその事情が、どんなものかといえば、貯金がなくなってしまい、資金的に治療の継続が難しい場合。奥さんと旦那さんとの間で、不妊治療に対する温度差が生まれてしまい、旦那さんの了解が得られなくなった。そのために採精ができなくなり、凍結精子が尽きてしまった時などがあります。


または逆に、奥さんはもうこれ以上治療しても、子供を得るのは無理だと感じているのに、旦那さんがどうしてもという、たっての願いで不妊治療を続けて来たけど、奥さんがご自分の体の限界を悟り、卵子提供や養子への転換を旦那さんへ切り出した結果、治療の断念につながるなど。そのご夫婦なりの様々な事情があるものなのです。


この治療を通して、夫婦仲に意見のズレが生じたりすることもありますが、総じて仲が悪い訳ではないので、決着がついてしまえば、元の自然な距離感に収まることが多いようです。さらにお互いの愛情や、信頼が深まるご夫婦もいらっしゃるので、やはりこの不妊治療は、ご夫婦の歴史に、それなりの影響を与えるのだなと感慨を覚えることが多いのです。