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不妊症の検査3 黄体期

不妊症の検査は月経周期の卵胞期、排卵期、黄体期によって行える検査が違ってきます。また月経周期に関係なく行う検査もいくつかあります。


今回は黄体期の検査について説明して行きます。

黄体期とは排卵期が終わって次の整理が始まるまでの期間をいいます。排卵期で卵子を排出した後の卵胞は黄体という組織に変化し女性ホルモンの1つである黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌し子宮内膜が着床に適した状態に維持してくれます。黄体期の検査にはホルモン検査(血液検査)、排卵後の黄体・子宮内膜厚の確認や計測(超音波エコー検査)などがあります。


黄体期のホルモン検査(血液検査)

黄体期の血液検査は高温に移行後5~7日目頃に検査します。


基準値

E2(エストラジオール)40~261

FSH(卵胞刺激ホルモン)1.7~7.7

LH(黄体形成ホルモン)1.0~11.4

P4(プロゲステロン)1.7~27.0(妊娠後期には更にあがります。)


プロゲステロン(黄体ホルモン)の特徴は受精卵が着床しやすいように子宮内膜をフカフカな状態に整えたり、受精卵が内膜に着床した場合は分泌をつづけて妊娠の継続を助けます。他に体内の水分量を保ったり基礎体温を上昇させたり食欲を増進させ乳腺を発達させます。そのため排卵期から生理前の黄体期には体が浮腫んだり眠くなったり胸が張ったりの症状が出ることがあります。


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排卵後の黄体・子宮内膜厚の確認や計測(超音波エコー検査)


超音波エコーで排卵したか確認します。排卵後の卵胞は変化し黄体の状態となり子宮内膜は厚くなり(約8~10㎝)白濁った状態となります。


黄体機能不全


プロゲステロンの分泌が不足して子宮内膜が厚くならず受精卵が着床しづらくなっている状態を黄体機能不全と言います。また、高プロラクチン血症が原因で黄体機能不全を引き起こしている場合もあります。治療法としてはホルモン剤を投与して黄体期を伸ばします。ホルモン剤療法と併用してホルモンバランスを調整するビタミンE(アーモンドやナッツ類、小松菜、かぼちゃ、オリーブオイルなど)や毛細血管に働きかけ排卵を助けるビタミンC(みかん、ブロッコリー、柿など)を摂取するとよいでしょう。


※高温期が短かったり体温が低い場合は婦人科の受診をおすすめします。