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内膜が薄いのですけど、どうしたら厚くなるでしょうか?


子宮内膜が薄いと、せっかく凍結胚があっても、移植出来ない時がありますね。もともと内膜が薄い方は、やきもきしていて移植日までの診察を受けていらっしゃるようです。


例えば、採卵周期でクロミッドを服用すると内膜が薄くなる傾向がある方は、排卵誘発剤を他の薬に変えれば、ある程度は緩和できるかも知れませんが、普段から薄めの方は、どうしたら良いのでしょうか?


実際に病院でおこなわれる方法は、移植を中止しておやすみし周期にして、女性ホルモンや、黄体ホルモンの補充をさらに行うといったところが多いようです。


補充の目的は内膜を厚くして、その中に形成される胎盤をしっかりと安定させることで、胎児の成長と、母子、胎児間の血流による栄養の交換をします。母体血流中にあって、胎児側に必要のない物質は通さないという機能をも担ってもいるわけですが、胎児の出産という大役を最後に果たして、胎盤の役割は終えるのです。


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移植に関しては、内膜は6.5〜7ミリあると移植が可能と判断されるようです。
ほとんどの方は、おやすみ周期にしてさらに黄体補充をすれば、この値にギリギリ届くものですので、ずっと移植出来ずにいるということは、あまり聞きません。


内膜が薄くて、あるいは黄体ホルモンが少なくて移植を行った場合は、移植後の黄体ホルモン値の補充の管理をされますので、必要に応じて適正値に維持されます。十分にhcgが増加して、胎盤が成長して、胎嚢、心拍確認と進めば、その途中で黄体の補充も終了します。


内膜の中で胎盤が立派に育つと、母子間の栄養のやりとりも増えて、より胎児の成長は加速し、胎児の体積や動きが増えてきても、出産に向けての準備は整っていきます。内膜が薄いことも心配だとは思いますが、そこはなんとかなるものです。そのことよりも移植する胚の質にこそ、本質があることを思い出してくださいね。