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不妊鍼灸というけれど、そんな鍼灸法はないのです。 その2

何故、2000年以前には不妊の鍼灸はなかったのでしょう?


それはまず、2000年前には不妊症という概念がないのですから。まず女性の初婚年齢が、14歳〜20歳ではないでしょうか?女性の人生で一番大切なことは、嫁に入ってその家のしきたりを守り、子供をたくさんもうけること。それ以外の個人とか自由なんて考えは、どこにもなかったのです。


その若さで結婚して、子供ができる女性は、避妊もせずに子供を生み増やし続けるのが当時の仕事であり人生でした。若くても、子供を産むことができない女性は里に返されてしまうか、大きな家や権力者、商人なら、二号さんがやって来て実権を取られてしまうでしょう。そこには、とても気の毒な状況に追いやられてしまう人生もあったのです。


現代でも、二十歳で健康だけど不妊治療が必要となると、その場合の治療は、かなり難易度が高い可能性があります。当時では、手の施しようがなかったというのが実際のところでしょう。


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鍼灸法としては、女性疾患や、冷え、安産、などはありますが、子授けを大々的に治療する需要は限られていたでしょうし、子供を産めない女性への対応が、治療という形をとっていたのか?あるいは、そういう女性は、家中心の社会構成の表舞台からは、だんだんと忘れ去られえていくような境遇にあったのではないでしょうか。時代とはいえ、そのあたりは現代の方が、個人が大切にされているように思えますが、いかがでしょうか。


不妊鍼灸の効果を高めるために、現代の私たちも、毎日切磋琢磨しながら改良を重ねています。良い卵を作る難易度の高い患者さんを多く診ることで、多くの新しい施術のヒントを得ながら、もっと多くの方が子宝に恵まれますように、努力していきたいですね。