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「理想の出産」にとらわれないで!

「自然な出産の良さ」を経験したいという考え方は、1950年代に欧米で起こった自然出産ムーブメントによるものです。
それから半世紀以上が過ぎた今では、その影の部分もはっきり見えてきています。

出産についてのクラスやセミナーが行われるようになり、「陣痛」という体験の価値が高まっています。
しかし完璧なお産を「神話化」してしまうことで、妊婦さんたちはそれを実現しなくては、とプレッシャーを感じてしまうことがあります。
出産のスタイルが選べるようになればなるほど、希望した出産でなかった場合に長期間引きずってしまう人が多いようです。
出産は、陣痛や経腟分娩によるお産が合格で、帝王切開や痛み止めを使うお産は不合格、というような「試験」ではないということを理解していただきたいです。

産院によってどの程度の状態で薬を使い始めるのか、帝王切開に切り替えるのかは多少の違いがありますので、医療介入の少ない出産をしたい方はいくつか産院をまわってみるのがおすすめです。
自然出産がメインの施設でも帝王切開になるケースはありますが、同じ施術でも医師や助産師、施設の雰囲気や医療方針に共感できるところであれば納得がいくはずです。