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体外受精「低刺激法」「高刺激法」の落とし穴に気をつけて!

日本の体外受精には、できるだけ薬を使わないで妊娠したい夫婦のための、排卵誘発剤をまったく使用しない「自然周期法」や、薬の種類や投与回数が少なくなる「低刺激法」など、様々な方法があります。
自然に育った卵子で妊娠したいと考える方や、強い排卵誘発剤を使うとむかつきなどの体調不良を感じる方に対して行われています。
ただし、このような方法にも知っておきたいデメリットがあります。


自然周期法や低刺激法では、卵子ができても1個か、多くても数個に留まります。
さらに、高年齢の人ではまったく採卵できないこともありますし、数少ない卵子を取ってもひとつも育たないこともあります。


その結果、何回も体外受精を繰り返すことになってしまい、治療期間が長引き、膨大な治療費を費やしてしまっている方もいらっしゃるのが事実です。
若い人や、年齢が多少高めでも卵子の数に余裕がある人であれば、自然周期法や低刺激法でも採卵、胚移植が可能です。
しかし、高齢出産となる人に意識してほしいのは、妊娠しにくい方法を長期間続ければ、その間にも卵子の老化はどんどん進んでしまうということです。


そして高刺激法の落とし穴は、強い排卵誘剤を使用することで一度に沢山の卵胞を採卵できるのですが、卵子の老化が進んでいる方の場合、採卵された多数の卵胞の染色体に書き換えのミスがあった場合、培養した胚を何度移植して着床しなかったり、8〜9週での流産を繰り返すことです。
この場合、一度の採卵で取れた多数の胚を何度も移植する間に多額の費用と時間がかかり、その間に卵の老化が進みます。


さらに悪いことに強刺激の排卵誘発剤を老化した卵巣に使うことで、卵巣自体が疲弊し、AMHが下がり、卵巣の炎症が起こったり、水が腹部に溜まり、FSHの上昇が重なって、さらに遺残している卵胞がD3時でのE2を上昇させるなど、まさに治療を困難にする要素を、たくさん誘発してしまうすることが問題になっているのです。


あなたの卵の状況を、AMHやそのほかのホルモン値とともに把握して、状況にあった方法を適宜選択する必要があるです。
そのために広く公正な立場でアドバイスをくれるサポートが必要かもしれませんね。