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高齢出産は当たり前!?明治女性の秘密②

卵子を採りだして培養する「体外受精」という高度な技術を持つ現代に至り、それによって自然界にはあり得ない、たくさんの高齢出産が作り出されていると思っている方がたくさんいます。
高齢出産はすべて医療技術の進歩のおかげと言えるのでしょうか。
今回も過去の統計に注目し、高齢出産の秘密に迫っていきましょう。

戦前の統計によると、現代のような技術のない大正14年には45歳以上の母親から生まれた子が2万人近くおり、これは現在の21倍です。
一方で、体外受精による出産例の最高年齢は、どのクリニックでも46歳ほどが限界です。
日本で避妊法が普及したのは戦後間もない頃であり、それまでは、20歳前後からずっと生み続けてきた人が、妊娠を止める方法を持たないために遅くまで生み続けていました。
このことから、戦前の女性には、今は忘れてしまった眠れる妊娠力があったこと、また、高齢出産が不自然ではない、ということが伺えます。

これは日本に限ったことではないようです。
海外で18、19世紀の出産年齢を調べた統計によると、やはり避妊のない時代では非常にたくさんの高齢出産がありました。
次回は、このような「多産時代」の女性の身体にはどのような秘密があったのかをお話ししたいと思います。